WP-D Week 4日目 WebマーケティングについてLevel Up!

WP-D Week 4日目はマーケティングについてでした。

自分の理解が足りてなくて書けることも実はあまり無いのですが、さらっと感じたことだけメモとして。

菱川拓郎さん

concrete5の社長さんです。もともとWordPressのコアコミッターでもあるらしく、後日CMSについても深く語られます。

この日はマーケティング・オートメーションについてお話されました。

マーケティング・オートメーションとは、話された内容を自分なりに解釈してざっくりまとめると、要はウェブ上でのマーケティングを効率的に行う為のデータ整理ツール?といった感じみたいです。

セッションではMauticという無料のツールが紹介されていました。

これまでもアナリティクスとかである程度読み解くことはできたわけですが、それをもっと効率的にとか、アクセスする各個人に特化して情報を整理したりとか、そういうことができるツール。

ウェブでのマーケティングって、顧客になりそうな人にどうリーチするか、もしくは顧客になりそうな人をそもそもどうやって把握するか、もっと言えば、サイトにアクセスしてきた人をどう顧客に転換させるか、みたいなことを頑張るってことですよね。

ツールでは、メールアドレスなどで個人をラベリングして、アクセスの頻度や見ているページの傾向など、そのラベルに関して収集できた情報を集約して、望む商品の傾向とかの把握に落とし込んでいくとのことでした。

メールアドレスや名前などユニークなラベルとして扱える情報をサイト側に提供した上でクッキーなどでそれが識別できる状態でサイトにアクセスすると、顧客側にしてみればその一挙手一投足を監視されて常に記録されている、と。メールアドレスくらいは、と気軽に登録しちゃ場面はあるような気がしますが、意外とそれだけでネット上では自分の好みが丸裸にされているという。

そういったクッキーをばらまいて売るなんていうビジネスモデルもすでにあるようです。怖い怖い。

染谷 昌利さん

マーケティングは、いかに伝えるかという方向にシフトしてきている、という感じのお話。
話されたことをメモってる限りで五月雨に。

コンセプトを伝えて共感してくれる仲間を集め、一緒に歩むというモデルが伸びてきている。例えばライザップとか、テスラの自動車の販売戦略とかがそう。

そもそも価値って何か。

人類に役立つ事象 ☓ 希少性 = 価値

ではないか。ただし一人一人価値観は違う。

見た人に興味喚起が必要。
響くタイトル、見出しが重要。
中吊り広告をチェックしたり、デパートの美容部員のセールストークを聞いたり、文春の見出しをチェックしたり。

意欲を向上させること、便益性を明示すること。

情報の信頼度
検索エンジン→情報の質や量に担保される
SNS→シェア元の人間性に担保される

何を発信するか。
自分の得意分野を掘り起こすのがいい。
なにも無いところからはやはり出にくい。

知名度が無い状態で、商品名や店名が検索されるわけがない。
それにまつわる検索してほしいワードを的確に把握して、散りばめるのが大事。

一つの専門分野に絞らず、組み合わせることで可能性が生まれる。

人の土俵で戦うから苦労する。すごい人はいっぱいいるんだし、勝負にならない。
うさぎとカメの話で言えば、そもそもなんでカメは陸で勝負してんだって話。

ダイソンの例。
吸引力がよいというだけなら他にも商品はある。
それに、「吸引力が落ちない」という新しいルールを付け加えることで価値が発生。

ユニークなだけでは伝わらない。伝わらなければ意味が無い。
未来の豊かさをイメージさせるストーリーが必要

ノウハウとインパクトのバランス。
ウェブ制作会社として有名なL社の例
変なことをやって目を引きつつ、自社ノウハウを放出して、受注へ繋げていくスタイル。

無関心から購買へ。

最終的には自分のバックボーンの充実が大事
体現している様を見せると説得力。
そしてとにかく続けること。

「想い」はあるか。
全面に出し過ぎると押し付けになるが、想いを伝えるのがやはり大事。

雑感

何か欲しい人達は黙ってても調べて買おうとするので、そこに辿り着く道筋だけしっかり作ってやってれば問題ないと思うのですが、マーケティングという行為はさらにそれを広げて、潜在顧客をいかにして顧客に転換していくか、という話だと思います。

個人的にはそこのやりすぎについては微妙な思いがあるのですが、手法として色々考えて突き詰めていく方達がいて、それにうまく動かされる方達がいることで経済は回るんだろうなと思いました。

変な締めですが。この日はこんなところでした。