ブログのこと

昨日出席した勉強会で、一人で運営しているブログで30万PVを叩き出すブロガーさんと同席して色々と話を聞くことができました。

興味の赴くままに根掘り葉掘り色々と聞いてしまって、全てが参考になることばかりだったんですが、中でも響いたのが以下のような内容。

・自分のブログは検索からが95%くらいで、リピーターはほぼいない。
・回遊性もほぼ無し、数値的には1.2くらい(恐らくページ/セッションの値のことでしょうか)
・ジャンルは絞ってない、自分が書きたいと思ったことを書くことが大事
・毎日書くことはやっぱり重要

実際その方のブログを見せていただくと確かにノージャンルで、興味を持ったことを深掘りして書くというのが基本になっている様子。

でも考えると実はそこすごく大事なことのような気がします。特定ジャンルで毎日何か書くってのは実際にはかなりむずかしいですよね。そして興味をもったこととか、行き詰まって解決したこととかをしっかりと書くという手法は、誰かにとっての有用なコンテンツになりやすい気がします。実際内容的にも「ブログを更新するためになんとかひねり出して書いたもの」よりも「書きたくて書いたもの」のほうが質は上がりそうな気がしますし。

僕はもともとブログを書くのは嫌いじゃなくて、このブログは基本お仕事のサイトというスタンスでこれまでなんとなくやってきていますが、正直、お仕事に役立ったことはありません(お仕事の話が飛んできたことは無くも無いですが)し、回遊性も、今確認してみたらアナリティクスの数値にして1.14で、旧ブログ(実はこちらのほうがアクセスが多い)が1.23と、案の定非常に低い値でした。

以前から、見に来ている方は検索で見つけたそのコンテンツを読みに来てるのであって、このブログを見に来てるわけではない、というのはすごく感じていて、自分が検索して何かを見に行った場合にも同じような気持ちでいました。

もちろん巨大メディアとなって、そのブログに有用な情報があると認識されればまた別の話ですが、個人的には例えば有名制作会社のブログメディアとか、有名ニュースサイトとかでさえ、僕自身は回遊することは基本無いです。「このサイト(とか会社)って、検索してるとよく見るよなあ」くらいは思いますが、だからってそのサイトをぐるぐる廻ってみようなんて気になったことは一回もありません。

というような、ずっと持っていた個人的な見解に対し、実際に成果を上げている方から肯定の意見を貰った気がして昨日は帰ってきました。

要は僕がこのサイトで何を書こうと別に何が変わるわけでもなく、ウェブのこと以外を書くのはやっぱまずいのかなという思いは恐らく自意識過剰な思い込みで、別にどのジャンルのことをどんなふうに書いてても、見に来たユーザーに対して悪いことは何もない、ってことかなと。

と、いうことで、これからは違うジャンルの話でも、気付きがあったり、なにか新しい知識が手に入ったときにはこのブログに書いてみようかなと思いました。

このブログをRSS登録などしている方(ごくごく少数ですがいるようです……)に於かれましては、ウェブ目的でのことであれば、外すことをオススメします。よろしくお願いいたします。