髪の毛のこと

書ける限りはしばらく毎日書いてみよう週間(ブログのこと)なわけですが、今日はもうほんとに、ITもクリエイティブもかけらも関係ない、髪の話です。いいのかなほんとに。でも自分のブログだし……
※僕の職種はウェブ制作の自営業で、担当分野は主にコーディングまわりです。

でも既に過去に書いたTIPS記事の人気の無いものよりも、親指AFとかのほうがアクセスがあるという事実があります。なのでとりあえずはもうしばらく思いつきで書いてみようかなと。

さて。

僕は古来の日本的言い回しで言えばとっくに初老を超え、年齢に即した身体的な変化は普通に現れ始めています。老眼、髪の毛が薄くなる、お腹周りの浮き輪状の何か、などなどと仲良くお付き合いしていかなければならないお年ごろです。

外見的なことに関してはあまり必死になるのもなんなんですが、あまり薄くなるのは個人的な好みとして避けたいところではあり、少し前からちょっとだけ気を使い始めました。

一番仲の良い友人が美容師さんなのでその辺をざっくばらんに相談できて普段から色々と聞いているのですが、今日も色々とお話し聞いてきて、これまでにぱらぱらと散文的に聞いた情報をまとめてみようと思います。

対象としては、薄くなり始めで少し気を遣ったほうがいいかなと思い始めてる人、といったところです。病気や体質としての薄毛はもうお医者様に相談するのが一番いいと思います。あくまでも、年齢なりに緩やかに薄くなっていってることに対して、ささやかな日常のアンチエイジングを、といった趣です。

日常生活でのケアについて

まず日常の中でのケアや、気をつけること、について。

▼生活の中で気をつけると改善できることは多い

例えば生活のリズムや食生活が不規則だったり、栄養バランスが偏っていたりなどは、頭皮に百害あって一利なしとのこと。規則的な生活リズムと健康的な食生活は基本だそうです。

ホルモンバランスも影響しているとのことで、なんらかの理由で体質改善を行ったとか、ダイエットで食生活を大きく変えたとか、ウェイトトレーニングを始めてガチムチになった、などのきっかけで一気に薄くなることもあるとのことなので、そのあたりはトレードオフなんでしょうか。

あと帽子など、継続的に蒸れるのはやはりあんまり良くない、とのことでした。

▼シャンプーやコンディショナーはそれぞれに合ったものを

市販のシャンプーやコンディショナーは、各社で結構性質が違うそうです。一概にどれがいいとか悪いということではなく、自分にあったものを使うのがいいとのこと。(ただ、市販シャンプーで美容師的に絶対NGの製品はあるらしいです)

自分に合うという表現は曖昧ですが、髪のダメージの具合とか頭皮の調子とか性質とか、その人の生活から導き出される常態的なコンディションを把握してそれに応じた選択であるのが望ましいとのこと。

それを自分で把握してベストな選択をするのはやはり難しいので、まずは美容師さんに相談してみるのがいいんじゃないかと思います。僕の場合はもともとの髪質+年齢でかなり髪がパサパサしているから、今使ってるものはやめて、それをケアできる製品にシフトしたほうがいいかもしれないとのこと。

▼頭皮ケアに使う薬品類は高いものを

こういった類の製品はいいものは高い(※高いものがいいということではない)という傾向があって、金銭的に余裕があれば美容室御用達のプロユースの製品がいいとのこと。

使用にあたっては髪質や頭皮に合うかどうかの判断は必要になってくるので、仲良しの美容師さんとかにオススメを聞くのがいいと思うのですが、その際にサロンが使っているものを積極的に推してくることもありえるので、そのあたりはもう信頼関係の問題ですね。

ある程度以上傷んだ髪質だとオイルなどのケアはほぼ必須とのことですが、その際に安物のオイルだとかえって髪や頭皮に負担をかけて逆効果になる可能性が高いそうです。これも、そこそこの金額のものを買うのがベストで、安いものを使うならやらないほうがマシかもしれないとのことです。

▼発毛剤・育毛剤

「まだ大丈夫」の段階からちゃんと育毛を行って、「あ、やばいかも」の段階になったら発毛剤にシフトするのがいいとのことです。やらないよりもやったほうが絶対に効果はある、とのことでした。

育毛剤はたくさんありますが、現在国内で医薬品として発毛効果が認められている製品はリアップのみで、それ以外の製品も効果はあるのかもしれないけど、目に見えてはっきり効果が出るのがリアップだろうとのことでした。

副作用だとかなんとかネットで散見し、その真偽は定かではないですが、少なくともこの美容師さんの周りではそういった事例は聞いたことが無いそうです。

スタイリングについて

頭皮や髪質を維持することが基本ではありますが、スタイリングなどの見せ方でも見た目年齢は大きく違ってくるそうです。

▼髪型のシルエット

頭頂部のボリュームダウンと、それに伴い側部がボリュームアップして見えることにより、頭が逆三角形に見えるのが一番年齢を如実に感じさせる形なので、その逆に整えてやるとかなり違って見えるようです。

具体的にはまず、頭頂部にボリュームをもたせるようにスタイリングすること。そして、側部のボリュームを意図的に抑え、トータルとしてたまご型に近づけるのがいいみたいです。

▼頭頂部のボリューム

頭頂部にボリュームを持たせるには、その部分の髪を立ち上がらせる必要があります。髪は部位ごとにある程度方向性をもって生えているので、その方向に逆らって立てるように乾かしてクセ付けすることで、きちんと立ち上がってくれるようになります。

立ち上がらせるのは中央の狭い一角だけで、それ以外のところは側部の髪と関連性があって、立ち上がらせると側部のボリュームにつながるので意図的にボリュームを出すのは頭頂部中央のごく狭い一角に限ります。

これ、簡単に書いたけど実際にやると結構難しくて、美容師さんはいつも何気なくやってくれるんですが、自分でうまくできたことはありません……

▼側部のボリュームダウン

抑えたい部分に軽く手を当てながらドライヤーで髪に熱を加え、少し熱くなったと感じたらドライヤーを外してそのまま手で髪を押さえ、髪の熱を手に吸わせつつ、押さえながら冷まします。これの繰り返しで大抵の場合は大丈夫だろうと。

▼ドライヤー

前から風をあてない。コレ鉄則らしいです。

基本としては斜め後ろ左右から均等に風を交互に当てつつ、後ろから前に向かっての毛流れを形作るとよいとのこと。その際、頭頂部に関しては先述のように。

前髪を垂らし、分ける場合は、最初から分けながら乾かすと分かれた状態で固まって前髪のラインが斜めにまっすぐ出来上がってしまう。それだと前髪が薄く見えるし、おでこが広く見えてハゲ感が強調されてしまうので、まずは全て前に向かってまっすぐ垂れた形で乾かして、最後の最後で垂れた髪の下の方から自然に分け、分け目を曲線にするのが望ましい。


以上、だらだらと思い出しつつ書いたらそこそこの長さになりました。書いたこと全部実践できてるわけではなくて、外見的には老いに勢いがついた感が最近半端ないのですが、いただいた知識を咀嚼して消化しつつ、無理のない範囲で年齢に多少抗っていこうと思っています。

こういうのを面倒がらず話してくれる知人の美容師さんはほんといい人で、理詰めできちんと説明してくれるのも個人的にすごく好みで、そもそもそういう美容師さんを捕まえられたことがわりとラッキーだったような気がします。

この美容師さんとはお仕事もさせていただいて、サイトは全て僕の方に任せていただいてます。

Uncerem

友人としてもお仕事の相手としてもお付き合いできるというのは僕個人ではなかなか珍しく、こういう事例は気持よく仕事できて、よいものを作ることに前向きになれやすいので、僕の仕事の在り方として、できれば常にこういう関係性でありたいのですが。

なかなか、難しいですよね。